皆さんこんにちは。今日は、派手好きなコソボ人の派手な結婚式がテーマでございます。
ゴージャスなものが愛されるコソボでは、日本では考えられないような結婚式が行なわれています。
少し前に、コソボの親戚が金に物を言わせたすごい結婚式を行なったので、その様子を紹介したいと思います。
※結婚式にこれだけお金かけるのはコソボでもレアです。
ケーキ代だけで5000ユーロ
日本のウエディングケーキの相場がよく分からないのですが、いくらなんでもケーキだけに50万円は普通じゃないと思います。
しかしこの結婚式では、ケーキだけで5000ユーロ(60万円超)という衝撃。ケーキが一切れ1ユーロとかのコソボで。ていうかこんなケーキ作れるんだ…(ごめんコソボのケーキ屋)
ケーキ入刀を見守る出席者が、なぜか花火を持ってるのも気になります。危ないぞ!!ほんとに危ないぞ!!
結婚式と言うよりコンサート会場のような派手派手しさ
式は、コソボで人気のレストランを貸し切って行なわれました。ちなみに、コソボには結婚式だけのための施設は多分ないと思います。式を挙げるなら家かホテルかレストランです。
新郎新婦の登場はこんな感じでした。
日本の披露宴でもこういう演出ありますが、ド派手感が違うんですよね。
照明がくるくる変わるんですけど、紫とかピンクとかオレンジとか、色がなんかこう、結婚式っぽくないんですよね〜。
こちらの写真は照明がオレンジになった瞬間です。秒で照明変わりますからね。なんかポップ歌手のコンサートみたいです。
ちなみに、招待客は推定500人くらいいたらしいです。新郎のパパがドイツで事業をやっている派手好きのお金持ちで、この結婚式は全てパパがお金と口を出して企画されたそうです。
この日のために伝統ダンススクールに通わされた新郎の弟
皆さんは疑問に思ったことでしょう。先ほどの新郎新婦が降りてくる階段の右下にいる人たちは何者なの?ってね。
この右の人たちです。彼らが着ているのはコソボの伝統衣装。イマドキ普通はこんな格好で結婚式に出席なんかしません。
実はこのうちの1人は新郎の弟。そしてその他の方々は、彼のダンススクールのスクールメイツです。
そう、この日のために弟は父からダンススクールに通わされ、伝統ダンスをお披露目しなければいけなかったのです。
何がすごいって、新郎一家は、国籍はコソボだけどドイツ在住の裕福なファミリー。今回新郎の弟と踊ったスクールメイツの皆さんは、この結婚式のためにわざわざドイツから招かれたという訳です。
超有名歌手を呼んじゃってた
コソボの結婚式に、伝統の音楽はつきものなので、音楽隊やセミプロの歌手を呼ぶのは珍しくないのですが、この結婚式はそこも規模が違います。
これを読んでいる方には全く響かないと思いますが、コソボの超有名女性シンガー「ギリ(Gili)」を呼んじゃってたんです!
ギリと言えば、私が初めてコソボに行った年に、シナニとコラボした超ウルトラヒット曲「Prap se prap」を歌っていたあの人ですよ!
いくら払ったんですか!!!
ギリ様や〜ギリ様や〜なんて贅沢や〜
ギリが歌ってた「Prap se prap」、本当に毎日聞いていて、思い出と結びつきすぎて大好きなんですよね。
とりあえず最後はみんな踊る
伝統の音楽に合わせて、老若男女問わずみんな席を立って踊り出します。延々と。
本当に延々と踊るんですよね。えーまだ踊るの?て言いたくなるくらい延々と。踊りたくない人は踊らなくてもいいんですが、けっこうみんな踊ります。
それからボケた写真で申し訳ないですが、どんなに豪華な式でも、ドリンクは紙パックごとドン!ペットボトルでドン!瓶でドン!フルーツもカットせずドン!という雑さに安心します。コソボラブ。
さてさて、私、今年の夏に夫の従兄弟から結婚式に招待されてまして、都合がついて行くことができたら、その模様についてレポートしたいと思っていますので、お楽しみに〜!