なぜだかわからぬが、最近コソボゆかりのスターたちが世界を席巻中!
ということで、このブログでもコソボ人が誇るセレブたちをちょこちょこ紹介していきたいと思います。
第一弾は、ハスキーボイスとビッグスマイルのファッショニスタ、リタ・オラです!
コソボ生まれ、ロンドン育ち
1990年11月26日、リタはコソボの首都プリシュティナで生まれました。彼女は1歳の時に家族と共にイギリスに移住しています。
リタの両親は、子どもたちにより良い環境の下、きちんとした教育を受けさせたいと考え、移住を決めたそうです。リタは、「父は兵士になるより子どもを育てることを選んだ」と述べています(出典:Independent.ie, “Ora named ambassador for Kosovo”)。
成長して歌手を志していたリタは、父親が経営するロンドンのパブで歌ったり、オーディション番組に出演したりしていました。
デビューアルバムが大ヒット!一躍トップスターに
ある時、リタに目を留めたスカウトマンの紹介で、アメリカの大手Roc Nationレーベルからデビューすることに。
2012年にはデビューアルバム「オラ」が発売され、イギリスで初登場1位を獲得。
このアルバムの収められている「How we do(Party)」は、ファーストシングルにして世界的に大ヒットした曲なので、日本でも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
ただ、その後レーベルとモメてなかなか新しいCDが出されず、2016年にイギリスのレーベルに移籍し、2018年にようやくセカンドアルバム「フェニックス」がリリースされました。
エド・シーランによる楽曲「Song for you」など、せつなさやクールさを感じさせる大人っぽい曲も多数収められていて、デビュー当時のイメージとはちょっと違う内容になっています。
リタ自身も、ファーストアルバムは「パーティーアルバム」で、2枚目のアルバムは、楽しいだけではなく怒りや悲しみも混じった感情的な内容になっていると語っています。(出典:marie claire, Rita Ora talks staying power, partying and why love isn’t her main priority)
コソボとアルバニアへの愛がすごい
スターになった今でも、コソボやアルバニアへの愛を隠さないリタ。
2015年にはコソボの名誉大使に就任しました。(ちなみに、以前紹介したサッカー選手のジャカとシャチリも名誉大使です。>>シャチリとジャカについてはこちら)
就任式でリタは、こう語っています。
私は、私に多くを与えてくれた国であるイギリスで育って、そのことにとても感謝しています。ですが、故郷の町とコソボはいつも私の心の中の特別な場所にあるでしょう。
Evening Standard, “X Factor judge Rita Ora named honorary ambassador of the Republic of Kosovo”
この言葉どおり、リタはSNSでアルバニアやコソボの記念日をお祝いしたり、アルバニア人のお決まり「双頭の鷲」ポーズをとったりと、かなりのコソボ愛、アルバニア愛の持ち主。
コソボでミュージックビデオを撮影したり、コソボの独立記念日にプリシュティナで無料コンサートを行うなど、たびたびコソボを訪れているようです。
先日アルバニアで起きた地震にも心を痛め、被害にあった人たちへの援助を行うと表明すると同時に、SNSで支援を呼びかけています。
コソボの女の子の憧れの的
リタは、彼女特有のメイクやファッションセンス、ブリンブリンな交友関係でも注目を浴びていますよね。
私の好きなモデルのカーラ・デルヴィーニュと大親友→大喧嘩→絶交→仲直りとかしてるのを見ると、ハッキリサッパリした性格がコソボっぽい!
彼女は「歌手」というよりも、ファッションやキャラクター全て含めた「リタ・オラ」という存在としてスターなんだろうなあと思います。
そんなリタはもちろんコソボでも大人気!特に女の子たちの憧れで、私の知っている若い女の子たちは、みんなリタのSNSをフォロー中なんですよ。
これからも、明るい笑顔と力強い歌声で、コソボと世界をハッピーにしてほしい!