先日、コソボ生まれのシンガーとしてリタ・オラをご紹介しましたが、今日はまさに今が旬のアツ〜いアーティストのお話です。
そう、世界中で人気沸騰中のシンガーソングライター、デュア・リパ(Dua Lipa)です!!
ほんとは「ドゥア」よ!
すみません、まず最初にちょっと突っ込ませてください。なぜか日本では「デュア・リパ」と書かれる彼女ですが、ちょっと個人的に「デュア」という表記が許せるか許せないかの瀬戸際外交でして…。
「Dua」は、どう考えても「ドゥア」です。アルバニア語で「デュア」って、「2だよな?」て言ってるようにしか聞こえませんよ〜!変よ〜!
実際コソボの人に日本では「デュア」と言われていると言ったら、キツネにつままれたような顔されました。
まあ外国語をカタカナにしてるんでそのまんまな発音にはならないとは思いますが、より近い「ドゥア」じゃなくて、なんで「デュア」にしたんだYo!ドゥアの方が日本語でも言いやすいじゃない!ねえどうして?
私はこのサイトから「デュア」を「ドゥア」に変えていきたい。「デュア」を野放しにしてはいけないと思います。
「ドゥア」の意味は「愛する」よ!動詞よ!
あと、も一個細かいんですけどいいですか?(いや私は細かくないと思ってるけど、細かいって言う人もいそうだから保険的に)
デュア・リパはコソボにルーツのあるアルバニア人で、「デュア」はアルバニア語で「愛」という意味…。
日本語のサイトなどでよく見るこの情報は、きっと熱心なファンなら知ってるんじゃないかと思います。
しかーし!ドゥアは「愛」という意味じゃないというか、名詞じゃないんです。ほんとは「愛する」とか「好き」という意味、つまり動詞です。さらに言うと、主語は「私」限定です。(アルバニア語は主語で動詞が変化するため)
「愛」という名詞は「ダシュリ(dashuri)」なので全然違います。そしてそれにちなんだ名前の人はコソボに普通にいます。
が、日本で「山田 愛してる」って名前の人がいない(と思われる)ように、「ドゥア」という名前は相当珍しいです。動詞ですもんね。動詞だとより意思を感じる名前に聞こえますよね。
ちなみに、ドゥアは、今は自分の名前を誇りに思っているものの、以前は好きではなかったようです。イギリスでも珍しい名前なので、いちいちルーツを説明しないといけなかったためとのことです。
え〜、名前にまつわることは以上です。
イギリス生まれ、イギリスとコソボ育ち
コソボとアルバニアへの愛はをきっちり行動に移す
コソボとアルバニアへの思いがとても強いドゥア。そしてその愛を行動に移すのが彼女です。
2016年には、コソボの人々を支援するために、父親と「サニーヒル基金」をコソボの首都プリシュティナで設立。2018年からは資金集めのために「サニーヒルフェスティバル」を開催しています。
2019年は、なんとあのアメリカのポップスター「マイリー・サイラス」も出演!マイリーのような世界的な女性スターがコソボに来てパフォーマンスするのは初めてだったとのことで、ドゥアはとても感激したようです(WATCH ET LIVE, Dua Lipa on Why It Was So Special to Have Miley Cyrus Perform at Her Sunny Hill Festival in Kosovo (Exclusive))。
私ももともとマイリー好きだったけど、さらに好きになりました。マイリーありがとう!