圧倒的な歌唱力と高い表現力で世界を席巻中のシンガー「ビービー・レクサ(Bebe Rexha)」。私も好きです!!
これまで紹介したリタ・オラやドゥア・リパと同じく、実は彼女もアルバニア系なんですよ!と言うことで、アルバニア人が人口の多数を占めるコソボでも大人気。
「ビービー」とか「レクサ」とか、変わった名前だな〜本名なのかな〜もっと知りたいな〜と思うあなたのために、今回はビービー・レクサについてご紹介します!
両親はアルバニア人で旧ユーゴにルーツがある
ビービー・レクサは1989年8月30日、ニューヨークで生まれました。彼女自身は生まれも育ちもアメリカですが、両親ともに旧ユーゴスラビアにルーツがあるアルバニア人です。
コソボには、ビービー・レクサもリタ・オラと同じくコソボ出身のアルバニア人だと思っている人がいます。が、同じアルバニア人ではあるものの、ルーツは今の北マケドニアとなります。
アルバニア語の発音では「べべ・レジャ」
「ビービー・レクサ」という名前を日本でもチラホラ聞くようになってからも、まさかそれがコソボで大人気の「べべ・レジャ」なるアーティストと同一人物とはしばらく気づいていなかった私。
「ビービー・レクサ」と「べべ・レジャ」は全然違う響きですが、「Bebe Rexha」は、アルバニア語読みでは「べべ・レジャ」になるんです。ひとたび「べべ・レジャ」だと認識すると、そっちの方が語呂もいいし、当たり前に感じてきてしまって、私は「ビービー・レクサ」の方に違和感…。
でも、本人が自分の名前を「ビービー・レクサ」と言っているんですよね。なかなか慣れませんが、このサイト内でもちゃん「ビービー・レクサ」と呼ぶことにします。
「ビービー」の由来は、「蜂」を意味する本名「ブレタ」
ビービーというのはニックネームで、彼女の本名は「ブレタ・レジャ(Bleta Rexha)」と言います。「レジャ」は、アルバニア人の中ではよくある苗字ですが、下の名前「ブレタ」はかなり珍しいそう。ちなみにブレタの意味は「蜂」です。おもしろいですよね。
そう!蜂は英語で「ビー」。ビービー・レクサは、自分の本名に由来したニックネーム「ビービー」をアーティスト名として使っているんですって。(Fandom, Bebe Rexha wikia)
とにかく楽曲がカッコいい。そして歌うまし!
そんなビービー、実は無名のころから世界的なビッグスターたちに楽曲の提供をしているんです。リアーナとエミネムのコラボ曲で大ヒットした「The Monster」をはじめ、ニッキー・ミナージュやセレーナ・ゴメスにも楽曲を提供。もともと音楽界では一目置かれていたそうです。
私の印象では、大々的なヒットになったビービーの曲は2016年にリリースされた「In the Name of Love」ではないかと思います。まあ私が特に好きなだけかもしれませんが。
この歌を最初に聞いたときは圧倒されました。なんて声だ!!て思いましたよ。どことなくコソボっぽさというかアルバニアっぽさも感じるし、いやあ、カッコいいですよね〜。
2018年リリースの「I’m a mess」なんかも好きです。なんかグチャグチャな感情の表現の仕方がとてもいいんですよね。そしてほんと歌が上手。
あと最近ではアンジェリーナ・ジョリー主演の映画「マレフィセント2」の主題歌「You can’t stop the girl」も話題ですね。これもいい曲です!
こんな曲書けて、こんな風に歌えて、いや〜羨ましいです!
飾らないオープンな性格
そんなビービーは、かなりカーヴィーな体の持ち主ですが、そのことに誇りを持っているそう。体型批判にも毅然とした対応をしています。
SNSにフォトショップなどで加工した自撮り画像をアップするセレブも多い中、彼女は加工なしのリアルな姿を投稿することにこだわっています。その行動によって女の子たちにいい影響を与えたいと考えているそうですよ。
また、2019年4月には、自身が双極性障害と診断されたことを告白。気分の浮き沈みなどに長く苦しんでいたようですね。
このように、彼女は自分自身についてかなりオープンに発信しています。飾らないありのまま姿を見せてくれるのも魅力の一つですよね。
コソボの人はこれからもビービーが大好き!
私は個人的に彼女の声が好きで、曲も好みのものが多いんですが、彼女がすごい才能の持ち主だというのは誰もが認めるところだと思います。
先日のアルバニアで起きた地震に際しては、被災地に直接足を運んで支援をしたというビービー。アルバニア人は一般的に自民族への思いがとても強い人たちです。
ビービーはコソボの出身ではないけれど、コソボの人たちはこれからも彼女を誇りに思い続けることでしょう!