遠くてどこにあるかよく分からないし、言葉もチンプンカンプン。どんな人が住んでるのかも謎。きっと多くの日本人にとってはそれがコソボだと思います。
が!今日は、日本人がコソボに親近感を抱くに違いない、あっと驚く日本と共通の文化を3つご紹介したいと思います。
その1: 家に入るときは靴を脱ぐ
私は覚えています…。高校時代、仲の良い友人たちとお泊り会を開いたときに見たコメディ映画「ビバリーヒルズ・ニンジャ」を…。あまりにつまらなくて、早送りしながら見たことを…。
「日本で忍者に育てられた主人公が、アメリカに行って建物の外で必ず靴を脱いでしまう」というボケがしつこく繰り返されたことを…。そしてその靴が毎回ゴミとして捨てられるというオチがつけられていたことを…。「もう靴ネタはいいよ!!!!!」と叫んだことを…。
日本の靴を脱ぐ文化、欧米の人からすると不思議なものに映るのでしょうね…。
と思いきや、なんと我らがコソボでは、家に入るとき日本と同じく靴を脱ぐ習慣があるのです。
ちょっと違うのは、玄関のドアの外で靴を脱ぐこと。日本だとドアの中に入ってから靴を脱ぎますよね。コソボの大抵の家は、外から玄関までにちょっとした階段があって、そこで靴を脱いで家の中に入ります。
その2: トイレにウォシュレットみたいなやつがある
コソボでは、トイレに紙が置いてある家はほとんどありません。えーー!と思ったでしょ!私も思いました!じゃあどうやるの??て思ったでしょ!!私も思いました!!!
答えは、「水で洗ってタオルとかで拭く」です。
詳しく説明しましょう。今コソボにいてトイレのことで悩んでいるあなたも、これを読んで参考にしてください。
コソボには、だいたい3種類のトイレがあります。
①私たちがよく知ってる、ただの洋式トイレ。(画像は省略)
②トルコ式トイレ(ぼっとん便所)
③ただの洋式トイレに手動ウォシュレットみたいなのがついてるやつ
①と②の場合は、水が入った大きなバケツ等に、手桶が備え付けられています。用を足した後は、その手桶で水を汲んできれいに洗います。
③の場合は、トイレの脇を探すと、なんか栓があります。洗濯機の水の栓もしくはガスの元栓のようなやつです。それをひねってみてください。ウォシュレットのように水が出てくるので、その水を使ってきれいに洗いましょう。
洗い終わったら、手持ちのタオルとか、なんか紙とか、なんでもいいので好みの何かで拭いてください。
ちなみに、トイレットペーパーは大きなスーパーで売っているので買うことは可能ですが、普通の家庭では使いません。だいたいタオルで拭きます。
最近は、レストランや空港などの施設では紙が置いてあることも増えてきましたが、やはり念のため紙は用意して出かけた方がよいでしょう。
この洗い方、最初はけっこう抵抗があるんですが、慣れてしまうとコソボ式にしろ日本の機械式にしろ、ウォシュレットなしでは生きられなくなります。
コソボからヨーロッパに移住した人も、トイレに手桶を備え付けたりしているようですが、気持ち分かりますね〜。
その3: 床に直に座る伝統がある
ヨーロッパではみんなソファや椅子に腰掛けて脚を組んでいるイメージはありませんか?
確かにコソボでもみんなソファに腰掛けて脚を組んでますよ。
しかしコソボには、床に直に座ったり、座椅子のようなソファに腰掛けたりする伝統文化もあるのです!
都市部ではこのような文化は見られなくなっていますが、一部の地域では今でも絨毯の上に直接座るスタイルを保っている家があります。
日本でも畳の上に直に座ったり、座椅子を使ったりするので、このような座り方を初めて見た時は親近感を覚えました。
世界は狭い!のかもしれない
いかがでしたか?ちなみに、紹介したものの中で、私が一番びっくりしたのは靴を脱ぐ文化でした。(いやトイレかな…)
日本とコソボ、意外なところで共通した文化があっておもしろいですよね!こういうことを知ったら、遠い国の遠い人たちのようでいて、けっこう身近に感じませんか?
また何かおもしろいものを発見したら、どんどん紹介していきますね〜!