おはようございます!こんにちは!こんばんは!いかがお過ごしですか?
小学校で最もよく見る目標が、「あいさつができる子」であるニッポン(完全なる独断です)。家庭でも学校でも職場でも、あいさつは大事にされていますよね。
ちょっと関係ないんですが、日本って、大声へのこだわりがすごい人けっこういませんか?子どもや新入社員にだけ求める元気のよさ。「あいさつは大きな声で!」てやつです。
本来礼儀正しいことと大きな声は別物だと思うんですが、純粋な疑問として、あれはなぜなんでしょうか?儒教精神と軍隊教育の名残のハイブリッド的な感じでしょうか?
まあ関係ない話はこれくらいにして、今日は、コソボでも日本に負けず劣らず大切にされている、独特のあいさつの話でございます!
あいさつの基本!握手と超機械的なご機嫌伺い
コソボで知り合いに会ったらまず必ずするのが握手です。場合によっては顔を寄せてほっぺにチュッとする時もあります。
そして次に、必ず、絶対に、何があっても「調子はどう?元気?」と聞きます。が、これ、全くもって相手に答えを求めていません。
お互いに絶対聞くけど、それに答える人いません。というか、もうお互い同時に言い合います。ほんとはどうでもいいんです。全然聞く気ないんです。
これが私、真面目なのでいつまでたっても流せず、小さい声で「元気だよ。あなたは?」と律儀に返してしまうんですよね〜。誰〜〜も聞いちゃいなので、いつも1人で気まずい気持ちになります。
面と向かって聞く「どこにいるの?」
基本の挨拶にプラスしてよく聞かれるのが、「何してるの?」とか「どこにいるの?」です。電話じゃないですよ。直接会って面前で言われるんです。
「何してるの」はまだしも、「どこにいるの」ってあんた、あんたの目の前だよ!!て思いますが、本当にどこにいるか聞く気はないわけなのでいいんです。どうせ答えないので。答えも期待されてないので。
でもこれ初めて聞いた時は聞き間違いかと思いました。聞き間違いじゃないと分かってびっくり。いや〜不思議ですよね。
真横にいる家族が元気か聞いてくる
コソボでは家族はとっても大切で、日本よりも大きな意味を持っています。なので、親戚に会うと必ず「奥さんは元気?ご両親は元気?」とか、すべての家族について聞かれます。
ちなみにこれも慣習的なものではありますが、家族に関してはちゃんと「元気元気。みんな元気だよ」と答えて、相手の家族について聞くのが礼儀です。
それはいいんですが、なんとも不思議な気分になることがあるんです。
例えば私が夫と子どもと一緒にいるときに親戚に会ったら、まず夫が「調子はどう?元気?奥さんは元気?子どもは元気?親御さんは元気?お兄さんは…(以下略)」と聞かれます。
私ここにいるのに夫に聞くのか…と思いきや、今度は私にも「調子はどう?元気?夫は元気?子どもは元気?…(以下略)」と聞いてきます。
もう夫に聞いてるのにーって思いますが、こうして1人ずつちゃんと聞かないと失礼に当たるみたいです。
あいさつのプロを目指して…
コソボのあいさつ、ほんといつまでたっても慣れなくて、毎回うまく返せず軽く緊張してしまいます。
たまに頑張って同じように返してみたりするんですが、そうすると自分が無理して現地の人間ぶってるように感じて恥ずかしくなってしまうんですよね〜。
いつか自然体であいさつできるようになりたいコソボっ子でした。
それではごきげんよう!