お客さんが来たのでコソボの伝統料理「ピテ」でおもてし

先日、我が家に友人が遊びに来たので、腕にふるいをかけて「ピテ」を作りました!今日はピテを作る工程を紹介しますね。

ピテってなんだっけーと思った方はこちらへ
>>コソボ伝統料理の王様「ピテ」

私はコソボの伝統料理を作るときは、フランスパン用の粉(中力粉)を使っています。

はかせ
ヨーロッパでは、日本の強力粉にあたるものは一般的ではなくて、なんでも中力粉で作るよ
おほしちゃん
日本の強力粉だとフワフワ〜なパン、中力粉だと、しっかりした生地のパンができるのだ

強力粉と薄力粉を混ぜても似たような感じになると思いますが、中力粉の方が手間がないし、何かと便利です。

生地の材料は、小麦粉、水、塩、卵とシンプル。卵は入れなくてもいいんですが、いろいろ試した結果、入れた方が作りやすく、おいしい気がします。今は試行錯誤の末に行き着いた配合で作っています。

生地の材料を全部混ぜてこねこねしたら、小さな団子状にして、表面に油を塗ってしばらく寝かせます。私は前日にこの段階までやっておき、冷蔵庫で寝かせましたが、実際は20分程度寝かせれば大丈夫です。

丸めた生地
大きな団子は渦巻型、小さな団子は包み込み型用。

寝かせが終わったら、各団子を麺棒で直径15〜20センチに伸ばします。これ一枚で生地作りを終えてもいいんですが、私はよりサクサク感を出したいので、これを複数枚重ねて1つの生地に仕上げています。

はかせ
ピテはパイのようなものだから、生地に油を塗って重ねることで層が生まれるんだ
伸ばした生地
麺棒で伸ばす。この生地は寝かせすぎてびろ〜んとなっている。

渦巻型のピテは3枚重ね、包み込み型の方は6〜8枚重ねにして1枚の生地にします。

渦巻型は大きくて3枚重ね、包み込み型は小さくて8枚重ね。
渦巻型は大きくて3枚重ね、包み込み型は小さくて8枚重ね。

それから、生地を透けるくらい薄くのばしていきます。

生地が完成したら具材を載せます。

肉を乗せたところ
パラパラと散らす

肉は牛肉と玉ねぎを炒めたもの。本場のものはかなり塩を聞かせた具を、ほんのすこーーーしだけ乗せるんですが、我が家では倍くらい乗せてます。

角切りチーズ
チーズもこんな感じで散らす

チーズは、本当は白チーズをそぼろ状にしたものを使いますが、高いし入手しにくいので、私は製パン用の角切りチーズを使っています。

具材を乗せたら、生地をくるくる巻き巻き。この作業が一番楽しいです。すぐ終わるけど。

古いテーブルクロスの上で伸ばした生地を巻くんですが、テーブルクロスを持ち上げて転がすのです。こんなことできるのか?と思っていましたが、やってみると意外と簡単。

端っこはカット
端っこはカット

巻き巻きしたら、端っこをカット(固くなっちゃうので)。ちなみに、うちでは端っこは個別にトースターで焼いてシナモンシュガーとかかけておやつにしています。おいしいです。

渦巻状にぐるぐる巻いていき、容器いっぱいになるまで繰り返します。最後に油を塗ってオーブンへ!

ででーん!

ひき肉のピテ
ひき肉のピテ

久々に作りましたが、我ながら美味しゅうございました。

チーズのピテ
こちらはチーズのピテ。食べるときは、手で渦巻を剥がしながら食べる。

友人たちにも喜んでもらえて良かったです!

おほしちゃん
包み込み型で作ったほうれん草のピテは、全工程写真を撮り忘れました