昨日はクリスマスでしたね。
キリスト教徒ではなくても多くの人がクリスマスをお祝いする日本ですが、コソボも似たような感じです。
コソボでは大多数の人がイスラム教徒ですが、この時期は意外にもクリスマスモードなんですよ~。イスラム教徒はみんなテロリストかテロリスト予備軍だと思っている人がいますが、それは違いますから!!
プリシュティナのイルミネーション
プリシュティナのメインストリートにはツリーが設置され、街中もイルミネーションで彩られています。意外と都会的でしょ?
このクリスマスというよりもカジノっぽい、ちょっと毒々しいイルミネーションで飾られた建物を見て、ラブホテルか?と思われた方は多いことでしょう。初めて見たとき、私も思いました。というか今見ても思います。
でもこれ、プリシュティナにある「スイスダイヤモンドホテル」という高級ホテルなんです。VIPが泊まるときはここらしいですよ。
大富豪のコソボ人(コソボにも大富豪いるんですよ~。この人は国外の事業で大成功を収めており、今はコソボの政治家です)が建てたらしいんですが、よく見たら建物自体は高級な感じ…なのか??
まあドバイっぽさやベガスっぽさに通じるものがありますかね。しかしこの派手派手しさに、高級感が打ち消されているなあ…。
各家庭ではクリスマスツリーを飾ることも
おうちでも、子どもがいる家庭ではクリスマスツリーを飾って楽しむことが多いようです。まあ最近のトレンドではありますが。
こちらの写真は、夫の実家で飾っているもの。姪っ子3人が愛でているものです。私が作った折り紙の作品がすべて飾られています。紙飛行機まで…。
ちなみにこのツリーは、飾りはとった状態で一年中客間に置かれています。
それからこのツリーとは別に、義父は毎年山からもみの木を切ってきてクリスマスツリーにしています。
サンタクロースは「冬のお父さん」と呼ばれる
ちなみに、基本的には子どもたちはサンタさんを信じていない…というか、サンタさんがプレゼントを持ってくるという習慣がありません。「サンタクロース」という名前も浸透していません。
ですが、サンタさん自体はキャラクターとして認知されていて、「冬のお父さん(ババ・ディンモル)」と呼ばれています。おもしろいですよね!
コソボの子どもたちは、サンタさんはいるのかいないのかという悩みとは無縁ですね。
セルビア正教では1月7日にお祝いする
一方、セルビア正教ではクリスマスを1月7日に祝うので、コソボでもセルビア人がお祝いするのは年明けです。